「優菜かーわーいーいー! やっぱ結菜にさせて正解だね!」 着替え終わり、教室に向かうと音羽ちゃんが抱きついてきた。 髪を緩く巻き、いつもなら絶対しないメイクもしてもらった。 うん、いつもよりはだいぶましになった気がする。 「じゃあ学園祭始まったら優菜はチラシ配ってね」 「……はーい」 はぁ、3年のフロアには近づかないようにしよう。