最後に笑顔を添えて彼女達に注意する。


「……音羽、何もそこまでしなくても」

「優菜を泣かす人はあなたでも許さないよ?」

「はいはい……」


……お兄ちゃん達にしごかれた甲斐があったな。


これでしばらくは優菜に手を出す人はいないだろうし……
大丈夫かな


「優菜泣かせたら許さないからね?」


最後に周りにいた人たちに釘を指す。

優菜はどこまでも純粋だから、誰にも汚させない。