鋭い針を、 何本も、何本も刺されていく、針山。 外れたボタンを縫うたびに、 何かのリセットボタンを押すたびに、 大事な人ができるたびに、 針山から針を抜く。 使い終わったら。 針山に刺す。 不定休で、身体を張って、やりがいもないだろう。 可哀想な物言わぬ針山よ。 ちなみに、 うちにいる針山は、ニートです。