瞳の奥の真実

 自分の部屋に駆け込んで窓の外を見ると、岡崎くんの帰って行く後ろ姿が見えた。

 切なくなって苦しくなった。

 カーテンを閉め、岡崎くんの姿を隠した。



 私が好きなのは水沢くん。

 私が好きなのは水沢くん。

 私が好きなのは水沢くん。



 たとえ、あの歌の歌詞を書いたのが岡崎くんでも。

 岡崎くんはただ水沢くんの想いを歌詞にしただけ。


 
 あの大きな手の感触も

 私を見つめるあの瞳も

 なんでもない

 なんでもない