朝。 ハッとして目を覚ますと、いつもは騒がしいはずの家が静まり返っていて、私は違和感を覚えた。 なんだろう、すごく嫌な感じがする。 そう思って、いつもは洗面所に直行するところを、私は急いでリビングへと向かった。 「おはよー」 開いていたドアから顔を出す。 瞬間、自分がどこにいるのかわからなくなった。