そのあと、麗のお母さんから麗がもっていた病気のはなしを聞かされたんだ。 「はっ、けつびょう?」 白血病、何度か聞いたことがある言葉だったけど身近な言葉ではなく、頭をぐるぐると回る。 麗は……余命宣告をされていた。 それすら、俺は気づけなかった。最近の麗がおかしかったのはその病気のせいだと後からわかったんだ。 元から、気の強くて明るい麗だったから……、病気に殺されるくらいなら自分で死ぬんだって毎日お母さんに言っていたそうで。