冷たい君と青春中。



「降りるぞ」


そういって、透亜くんはカバンを持ち直してから大事そうにガトーショコラを一度みる。


「うっ、うん」


あわてて後を追いかける、ホームから改札をぬけると見慣れた景色。


「あんたの家…」


「あっ、このまままっすぐ行ったらすぐ右にあるから…」


もう大丈夫、といおうとしたけれど


透亜くんはわたしを無視してまっすぐ歩き出す