「ありがとう」


「どういたし、」


その瞬間、まわりの音が消えた気がした。


グッ


透亜くんはわたしの右腕をつよく引っ張って、キスをしてきたんだ。


キスする瞬間、視線が交わったとき、透亜くんはすごく優しい笑顔でわたしをみつめて。


「苺々華…」


そういった。