一瞬のことで、あたまがついていかない。 だいすきな水野くんの手がわたしの手に触れて、それで、それで… 「あっ!」 気づいたら水野くんはもう目の前にいなくなってて、 「りっちゃん、あたしいってくる!」 となりで一部始終をみてニヤニヤしているりっちゃんにそれだけいうと、水野くんを追いかけて教室をでた。