着信と表示されたディスプレイには、大和くんの文字。 大和くん…?どうしてだろう?大和くんがわたしに電話をかけてくるなんて、珍しい。 「…もしもし?」 『あっ、もしもし宮城ぃ〜?今、クラスの奴らと駅前のファミレスに居んだけどよ、暇だったらこいよ』 いつもより、少しだけテンションが高い大和くん 「クラスの奴ら…?」 って、だれだろう?りっちゃんはもちろん旅行中で来てないはずだし…… 『透亜もいるよ』