冷たい君と青春中。



やっぱり水野くんはすごく優しいひとだ。


「えへへ」


「泣いたり笑ったり、忙しいやつ」


だって、嬉しいんだもん。


水野くんは気づいてるのかな


わたしが、泣くときは決まって水野くんのこと。


わたしが、笑うときは決まって水野くんのこと。


「ねぇ、水野くん。昨日よりもっと好きがふえたよ!」


「…そりゃどーも」

そういうと、水野くんは足早に廊下を歩いていった