大和くんはワンコールですぐにでてくれて、聞き慣れた友達のこえに安心して、また涙が溢れる。 『えっ、ちょ。どうしたの宮城』 わたしの涙声に気づいたのか、すこし焦る大和くん 「ごめ…っ、わたし、どこかわからなくて…っ」 『どういうこと?いま、どこにいんの?』 「学校のそばのカラオケボックスにきたはずなんだけど…っ、迷っちゃって……」 『…わかった!直ぐいく!』 大和くんはすこし考えたあと、すぐに電話をきった。