冷たい君と青春中。



なんだか、すごくさみしい。


こころのなかでもう一度、水野くんばいばいとつぶやいた。


次の日もその次の日も、水野くんとは挨拶ができずにいる。


みかちゃんがいつも水野くんのそばにいて、近寄りにくくて


「はぁ…」

思わずためいきをつく


「そーんな、落ち込むなって宮城!」


「大和くん…、うん」


「いつもみたいな、強引なぐらいでいいじゃんかよ」


いつもみたいなわたし…。わかってはいるけど、行動に起こせないのは、水野くんがみかちゃんを嫌がったりしていないから…。