冷たい君と青春中。



水野くんは、みかちゃんをちらっとみると、カバンをもって教室をでていった



あいさつ、できなかった……。


「あー、まって透亜くーん」

可愛いゆるふわの巻き髪をゆらして水野くんを追いかけていくみかちゃん


いつも、その場所はわたしのものだったのに…。


そんなひどいことが頭をよぎる。だめだ、わたしの代わりにがんばってくれてるんだもん。


さっき、がまんするって、きめたもん。