水野くんだ、って気づいたのはそれのもう少しあと。 「は、なんだよテメー。」 金髪のいかにもリーダーって不良が水野くんの方へからだをむける。 「恥ずかしくねーの?」 表情をいっさい変えずに金髪くんを見下ろす 「おっ、おまえには関係ないだろーがよ!」 ぶんっと、振り下ろされた拳にはキラキラした大きい指輪たちがいっぱいついていて、危ない水野くん!そう叫ぼうとした。