「…ヤキモチッ、」


いい終わるかいい終わらないかのところでグッと腕をひかれた

ほんの少し前にも似たようなことがあった気がする、水野くんがわたしの落としたマスコットを拾ってくれたときだ。


だけどあの時とは比べものにならないくらい強く、優しく、わたしのうでを引くと




ーーーわたしを強く抱き寄せた。


「勝手にないてんじゃねえよ。」