愛ってなんですか。



「愛瑠!」

『...久しぶり。二ヶ月ぶりやな。』

「そうだね。久しぶり。大丈夫...じゃ、無かったか...。」


慰めるように頬を撫でられ、まだ愛してくれているのだと心の底から安堵する。


『大丈夫やで。...あんたまた背伸びた?』

「うん。ついに180越えたんだ!」

『うわ、巨人やん。えぐ。』

「でしょ。...てか誕生日、おめでとう。」

『あ、誕生日か。忘れてた。...ありがと。』


今日は愛瑠の誕生日だ。

けれどそんな物、愛瑠は大嫌いだ。