はー。めっちゃ走ったよ


「はぁはぁ。死ぬー」



「それはこっちのセリフですよ」



「ってうわぁ?!蓮くん?!」



「そんなビックリしなくても」



「あはは。ごめんごめん」



「あいりさん。今日、俺誕生日なんすよね」



んー?そうだっけ?今日何日?
えっと、8月25日?!ほんとに蓮くんの誕生日じゃん!




「あ、忘れてた」



「ひどい」



「大人には色々事情があるんです!」



「大人ってなんすか?」



蓮くん、怒った?かな?



「冷静でカッコよくて落ち着いてる」



「俺、大人っぽくないっすか?」



「蓮くんは今のままの蓮くんで十分なの」



「………俺、大和みたいになりたいんす」



「なんで?」



「あいりさんが前まで惚れてた奴だから」



「そんなの関係ないよ」



「蓮くんは蓮くんの良い所があるの」



「あいりさん。誕生日プレゼント何くれるんすか?」



いきなり?!なんでその話になった?
蓮くんって天然?



「さっき思い出したからなぁ」



「じゃあ、あいりさんをください」



「あいり?あげられないよ?」


蓮くん。何を言い出すんだ?あいりは物じゃないからあげられないよ?



「そ..いう意味...じゃなくて」


「え?どうゆう意味?」


「だから、1つになりたいって意味です!」


「へ?」



「意味わかりませんか?」



「いやわかったけど」



「けど?」



「ごめん!」



「え?!ど...え、あいりさん?!」



逃げろー!なんか命が危ない気がする



もーすぐで学校だぁぁぁ


って、大和いるじゃん!すっごい怖い顔してるじゃん!



怒られる?ですよねー(/ _ ; )



「愛里?何時間目だと思ってる?」


うっわ。明らかにデビルスマイルじゃん


「えーと、2時間目?」



「そう。お前は何してたんだ?」



「命懸けで走ってました」



「お前はバカか」



「いや、だって蓮くんが//////////」



「なんとなく想像はつくけど、お前は蓮の優等生ってイメージを潰したんだからな」



「だってー」



「つか、今日ひな休みなんだ」



「いきなり話変えるなよ」



「いや、なに持っていけばいいかなって」



「プリン。んでからおかゆ」



「サンキュ」



「んで、親いないから」



「え?!どうしよ。抑えられるかな」



「おい、変態。ひなに手出すなよ」


「失礼だな。てか、お前も時期生徒会長になるんだから。気を引き締めてな」


「うぃーす」


「じゃ、出席にしといてやるから帰っていいぞ」



「マジっすか?神様だー!」



「わーったから、帰れ」



「うぃーす」


大和に感謝しないとな♪