「真由ちゃん……」 「もう話しかけないなんて考えないでよ」 真由ちゃんには、すべてお見通しってことか。 叶わない。 そして、涙目で俺の手を小さな手で一生懸命握ってくる。 まるで、小さい子どもが迷子にならないようお父さんの手に平にしがみつくように。 ……かわいい。