真由ちゃんの顔が俺の胸元にすぽっとはまり、ぎゅーっとますます力をいれて抱きついてきた。 「怖い!!!!」 すぐ下に真由ちゃんがいて頭をポンポンと撫でる。 「大丈夫。怖くないよ。俺がいるから」 真由ちゃんが、俺を見上げる。 涙目だった真由ちゃん。 初めて見る表情に、俺の鼓動が加速する。 ダメだ、止まらない。