「俺はさ、頼斗君のタメを思って話し掛けたんだよ。真由はやめときなって」
「お前にそんなこと言う資格はないんだよ。失せろ」
本田宏は、笑っているが目は笑っていない。
「そもそも、色んな女に手を出してた頼斗君こそ、真由と付き合う資格ないんじゃないの?」
その一言に、俺の動きが止まる。
それを言われると俺は何も言えなくなる。
「頼斗君こそ、今までやってきたこと俺と変わらないよね?今まで、頼斗君に騙された女の子いっぱいいると思うけど」
あははと、笑う本田宏。
俺は何も言葉が返せなくなってしまった。
「図星過ぎて言葉出ない?真由のことも遊びでしょ。飽きたら違う女に走るくせに」
俺は机を軽く蹴った。

