君が大好きでした。






「あ…ついぼーっとしてた…」



「また思い出してたんでしょ~?
ほんとにどこ行ったか知らないの?」




「うん…。
お母さんたちも知らないの…。」


「紫音くん、会ってみたかったなあ。」



あ、そうか。

紫音は小学生になったとき

どっかに行っちゃったから


結衣知らないんだ…。