「如月さん、こっち。」



「あ…はい。」




あれからぼーっとしたままの私は

あいにく香と違う班。





「なんか…大丈夫?」



「あっと…」




「俺、白河賢人。」



「あ…白河くん。
ごめんなさい名前…。」




「いいよ!俺も如月さんくらいだし。」



「?」



「あ、名前覚えてんのがね!」



白河くんは笑った。