君が大好きでした。





私は本を鞄にしまった。


そのとき


ぱさっ…



あ…押し花にしたクローバーが…


私が拾おうとしてかがんだとき

視界に誰かの手が映った。



「どうぞ。」



「あ…ありがとうございます。」



あ…っ