君が大好きでした。





分かってた

一瀬くんが如月さんを好きなことくらい。


でも如月さんなんかに負けない。

私は頭を使って

一瀬くんを手に入れるの。



好きなの…一瀬くんが。





「大丈夫か?!」



先生の声がかすかに聞こえる。




…これでいいの。






私は意識を失った。