それから私たちは
椿の提案で
近くのカフェに移動した。
私はラテを混ぜながら
紫音のことを説明した。
椿は驚いていたけど
香はやっぱりねって…
香、何者なわけ?!
「紫音くんが前にキーホルダー拾ってくれたじゃん?」
ああ、あのクマの。
あれは紫音からもらったやつ。
「あれを櫻子に返せたのも
自分があげた物だったからじゃないかな?」
「…なるほど」
「それに櫻子が大切な物だって言ったら
すごい露骨に照れてたし…」
あ…そうだったんだ。
私はてっきりありがとうって言ったことに
照れてると思ってた。
女子慣れしてないんだなあって。
「だから櫻子が気づく前に
薄々感付いてたってわけ。」

