それから1週間。 毎日のように香と椿が 白河くんのことを聞いてくる。 何もないし 多分これからもない。 あのときはただの気の迷いだった。 「もったいないね~賢人くんだよ?」 椿は女の子に囲まれる白河くんを見ながら言った。 今日もモテてる…。 白河くんは紫音と違って 返事とかする優しさがある。 それに比べて紫音。 「きゃー!カッコいい!」 「しーくん!!」 ほら、無視。 「一瀬くん。」 「ん?」 え…? 誰かと話してる。