時間は早く過ぎた。



約束の時間まで

あと一時間。






「お姉ちゃん、浴衣と髪のセットしてほしい。」



私はお姉ちゃんの部屋を覗いた。


部屋の奥のソファからお姉ちゃんが顔を出して


「オッケー。」


と言った。