君が大好きでした。





私はお祭りが大好きだった。



「もちろん行くっ!」




「はは。そういうと思った。」




幼なじみってただの幼なじみでも

やっぱり理解は周りよりされてるんだ。

紫音は優しいな。



「ありがとう。」



「は?勘違いすんな。
俺が行きたいだけ。」



…前言撤回。



「はいはーいだ。」




「ははっ。じゃ明日の夜6時に
あの川原で。」



プツッ―




切れちゃった。

せめておやすみくらい
言いたかったな…。



夜6時にあの川原。


紫音まだ覚えてたんだ。


2人の思い出の場所を。