君が大好きでした。






結果は軽い捻挫で

2週間ほどで治るらしい。




「ありがとうございました。」


私たちは病院を出て

家に向かった。




「通院は一人で行けよなー。」



「そんなの分かってます!」




「どうせ病院やだーって泣くんじゃねぇの?」


紫音はクスクス笑う。


「はあ?そんなの紫音じゃん!
櫻子~っていつも泣いてたし。」


「…そんな時期もあったなあ。」


紫音の夕日に混じった横顔は

どこか切なそうで


不意にキュンとする。




まだ…紫音は…


「まあ、昔のこと、
今はお互い変わったしな。」



「…ばか!」



「なに泣いてんの?」



「泣いてないよばか!!」



「お前はさ、
白河とかいうやつと付き合って
幸せになれよな!」



紫音は笑った。