「どんな顔なの?」 「覚えてるのは泣いた顔とかしか… それに中学生にもなれば顔変わってるでしょ…。」 「そうだよね…。 あ…!私ちょっとクレープ買ってくる!!」 私は結衣を待つために近くのベンチに座った。 着なれない浴衣は 私の心まできゅっと締め付ける。 やだな…思い出してきちゃう。 「姉ちゃん一人~?」