いつものあの公園。
私の手にはいつもと違う短刀。


その短刀を持ったまま、呪文を唱えた。




体が浮く感覚。


だけど、何かが違う。



いつもと方角が違うような…。


「ま、気のせいか…」




私はそう呟いて、それに身を委ねた。