【信長 side】
これは尾張の国に伝わる、昔話。
昔、尾張の国には子供がたくさんいた。
子供たちはみな仲良く、元気に暮らしておった。
ある時、尾張の国に隣の国からある娘がやってきた。
名を藤菜と言い、まだ6歳だった。
藤菜はすぐに国の子供と仲良くなったが、彼女には不思議な力があった。
藤菜には、見鬼の才があった。
彼女は妖怪や神の姿を見ることができた。
そんな彼女が15になった年の夏の事だった。
藤菜がいなくなったのだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…