ニカッと爽やかに笑う春日君に、“Fleurになるのは嫌だ”だなんて言えるハズもなく……その日は解散。


私は心ここにあらずで魂が口から半分出ている様な状況で、ミハルに引きずられて一般寮まで戻って来たのだ。


一般寮・知識寮・体操寮・音符寮・絵画寮はそれぞれ男子寮と女子寮が隣同士で並び、校舎の周りを五角形の形でグルリと囲んでる。


どこの寮からも徒歩1分半位で校舎に着けて、講堂からも一般寮は近いのだが――――…どう帰って来たのか、記憶が曖昧。


ミハルと相部屋の寮の部屋で親友と色々話したけど、いい結果は出せなかったんだよね……