親友の言葉通り、Tresorの4人と1人ずつ2ショットで並んでいる場面を想像した。


クールで無愛想だけど、根は優しい京極君。


ハイテンションで突っ走り屋だけど、皆を笑わせる春日君。


ドSでオレ様だけど、魅惑の音楽で癒しを与えてくれる郡司君。


押しに弱くて控えめだけど、頼れる存在の阿久津君。


「あっ………」


皆イメージし終わって目を開けると、麗しい笑みを浮かべるミハルと再び視線が交わった。


不思議な事にさっきまであれ程脳内を支配していたモヤモヤは霧をはらす様に消えてゆき、代わりに心に太陽の光が射し込む。