【注意・ラストにお知らせ追加!】お遊びなんかじゃいられない

何のざわめきだったんだろうと不思議に感じ目を開けようとすると、女の子達の大歓声が講堂いっぱいに響き渡った。


お陰で眠気がフッ飛び、キョロキョロと辺りを見渡す。


周りの女の子は皆同じ方向を見て頬を染め、どうやら遠くにいる女の子達も同じリアクションをしている様だった。


「ミ、ミハル、何この歓声!?」


手で耳を塞いで後ろを振り向くと、ミハルが険しい顔で右手の人差し指でステージの方を指し示す。


それに従ってステージに目線を移すと、女の子達がいきなり興奮し出した理由が簡単に理解出来た。


「まーたTresorですかい……」