「す、すみません!騒がないとダメなんでしょうか!?」


相手は校内トップクラスの美少年の1人の上、あまり男の子と接近する事に免疫が無い私はバッと後退り。


郡司君はプルプル震える私を数秒見た後、「ブハッ!」と吹き出した。


「いいね君その反応。ウケるわーー」


「彼方……お前ってヤツは……」


何やら笑いが止まらないらしい郡司君に、呆れる阿久津君。


「オイ朔。もうそろそろ帰寮しないと間に合わないぞ」


「あっ、そうだな。じゃあね君。水やり頑張ってね」


京極君の一言で、Tresorは皆立ち去って行った。