いやあのね春日君?春日君は京極君にとって同じTresorで仲の良い親友かもしれないけど、私はただのFleurなんだよ!?


「そうと決まれば錦が帰ってきたら話してみるわ。オレちょっとシャワー浴びてくる!」


「ちょっと、春日君……!!」


色々言いたい事があるのに物事をグイグイ進める春日君は、良く言えばムードメーカー、悪く言えば自由奔放。


「まぁ…京極君がOKするワケ無いよね……」


遠ざかる背中から目を逸らし、呟いた言葉は………


悉(ことごと)く覆されるパターンなんだと、いい加減私は学習するべきだったのだ。