チラッと横目で春日君を見てみるも、春日君は挙動不審な私をそれ程気にしてはない様子。


「化学かぁ……化学はオレも苦手なんだよな。っつってもオレは全部の教科苦手なんだけど」


腕組みしながらサラリと言ってる春日君に、本当に苦笑いしか出来なくなってきた。


なら勉強しようよ、春日君…息抜きにバドミントン誘ってくれたのは嬉しかったけれど、成績悪けりゃ留年……


うっ、不吉な未来想像しただけでお腹痛い!


「そうだ月見里!オレと一緒に、錦に化学教えて貰わないか!?」


「えっ!?に、錦って京極君!?」


「当たり前!」