「じゃ、私、会社戻るね。」
「ん、おつかれさん。」
挨拶を交わしてから、くるりと向きを変え、その場を離れようとしたところで、彼に腕を掴まれ引き戻される。
「瑠衣。」
あっという間に二人の距離は詰まり、彼が私の耳元で囁いた。
「また、必ず甲子園に連れて行くから…」
あの日と同じように、彼の瞳がゆっくりと私を捉える。
「約束果たせたら、僕と結婚してくれる?」
そして、私たちは再び約束を交わすのだ。
【END】
最後までおつきあいいただき、ありがとうございます。
あとがきという名の言い訳を記した、ファンメールを送信しました(2015.8.31)



