月を探す光


どんだけ鬼畜なんだよ。


ヤンキーが可哀想になってくる。


しかも慶自ら何周走ったか抜かりなく数えてるし。


「俺も走ってくる!」


家の自室にトレーニング道具ばかり置いてあって筋肉バカらしい翔。


「じゃあ翔は10キロのダンベルね。」


「おっしゃ!行ってくる!」


死にそうなヤンキーを見て何故かやる気を出した。


清々しいほどの笑顔……え、笑ってる。

ま、まぁ笑顔を私達に向けてヤンキー達に混ざって走って行った。



私と洸は暇だ。


「那月と洸は中に行ってて良いよ?
俺はここに居るから。」


「じゃあ上に行ってるね」


「ん……」