月を探す光



那月side


「ん………」


眩しい……


目を開けると視界一杯に広がる白。


ここは…病院?


あれ?私なにしてたんだっけ?


……あぁ、確か階段から落とされて気を失ったんだった。



「那月っ!」


「那月ちゃん!?良かったぁ」


「良かった……」


洸の嬉しそうな声と、女顏と翔の安堵した声が聞こえた。


そこで意識がハッキリし出す。


「那月、俺が分かるか?」


「洸」


大好きなその名前を、忘れた事なんて一度もない。