診察室に入った俺たちは、取り敢えず説明を始めた。 俺と洸も詳しくは知らないから、理人と翔の説明だけど。 「階段降りてたら那月ちゃん、誰かに背後から押されたみたいで転落したんだ。 気配消してたみたいで俺たちも気づかなかったんだ。」 「那月が言うには女が背後から押したらしい。」 「ほぉ」 洸のたった一言、その声の低さと殺気にビクッと肩を震わす二人。 「慶、探せ。今日中だ。」 「はいはい。」 んじゃ、一先ず我儘総長の命令に従いますか。 俺は自分の仕事をしに病院を出た。