月を探す光



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意識を失った那月を優しく、そっとお姫様抱っこをして運ぶ洸。


その表情は普段無表情なのからは想像出来ない程悲しそうな表情をしている。


同時に、瞳の奥には怒りさえも見える。


「慶、那月をやった奴探せ。今日中だ。」


「了解」


全く、うちの総長は無茶振りばかりする。


今日中に探せって、結構大変なんだからね?


一緒に居たのに守れなかった翔と理人は悔しそうに唇を噛んでいる。



「ごめん……」


「一緒に居たのに守ってやれなかった……」


「今はそんな事どうでもいい。
那月を病院に連れてく。」


「あぁ。」


いくら階段の半分辺りから落ちたとは言え、頭を打ってたりしたらシャレになんない。