月を探す光



隣のクラスの女顏と合流して、階段で下に降りる。


洸達3年生は2年生の一つ下の階だから、階段の所で待ち合わせしている。



女顏のうざいトークを聞き流しながら階段を下りてると


トン


不意に身体が宙を舞った。


「那月ちゃん!?」


「那月っ!」


「えっ……」


ドカドカドカドカ


「っ!」


突然身体が宙に浮くわけない。


私は確かに、誰かに背中を押されて階段から落とされた。



なんとも言えない痛みが身体中を襲う。