「とりあえず倉庫着いたら落ち着いて説明するよ。」


「わかった」


そういう事で倉庫に着いて、いつものように下に居るヤンキー達に挨拶した後2階にあるいつもの部屋に入る。


「ねぇ洸」


「なんだ?那月」


下に居るヤンキー達とか慶達と話す時と私と話す時とで何故か声のトーンが変わる洸。


もっと言えば皆と話してる時は声が低くて、私と話す時は優しくて落ち着く声。


「月光って何?」


「あ?……あぁ。」


え、それだけ?


いや、私の頭を何故か嬉しそうに撫でなくて良いから説明してよ。


「月光ってのは、ここの名前だ。」


「それだけじゃ分からないし。」


「俺たち暴走族。
そこの名前が月光。
月の光と書いて月光だ。」


単語の説明をする洸。


言葉は足りないけど、なんとなくは分かった。