「な、何が酷いの?」
あまりの剣幕にたじたじの女顏。
「最近かまってくれないし、私だけ仲間外れにするし、何より!」
「は、はい……」
「どうして可愛い可愛いこの女の子の事を私に紹介してくれないのさ!」
「え、私……?」
私ですか。
どうやら色々と不満を抱えていて爆発しちゃってるみたいだ。
何故私の事が入ってるのか謎だけど。
「ふぁ〜」
洸はこういうのに興味ないらしく、欠伸して私の膝に頭を乗せて寝ようとしている。
「みんなだけ可愛い女の子と居るなんてズルイ!
私も友達になりたいのに!」
「は、はぁ……」
最早返事だけになった女顏。
無表情男も興味ないらしくスマホを弄ってる。
「理人くんのバカッ!もういいもん!」
"もん"とか女子力あって可愛い。
可愛い子がやるとぶりっ子に見えないの不思議だ。