「コンビニの裏の新しく出来たマンションまでお願いします。」


「分かりました。」


私と洸と運転手さんの3人だけの静かな車内。


「ねぇ、洸。」


「なんだ?」


「好き……」


洸の肩に凭れながらポツリと言えば、不意打ちだったらしく驚いた表情を見せた洸。


「あぁ。俺はずっと愛してる。」


すぐに甘く色気のある笑みを浮かべ、私の旋毛にキスを落とした。




「ここです。」


倉庫から20分程走って着いたのは、最近出来た新しいマンション。



「じゃあな那月。」


「じゃあね洸」


「明日迎え来るから。」


「ん。」


こうして1日は過ぎていった。