それはある日。


いつもと変わらない日常に突然舞い込んできた。


「なんか下うるさくない?」


「確かに」


「どうせ面子が騒いでるんだろ」


「じゃあいっか」


いつものように学校帰りに倉庫で過ごしていると、下がザワザワとうるさい。


コンコン


「タイガです!」


「どうぞ。」


滅多に来ない面子の一人が幹部室に来た。


何事だろうか。


「その……」


「どうしたの?」


「え、っとですね……」


「早く言ってよ」


「下に"豹"が来てまして……」


「「豹!?」」


「誰それ」


動物園から逃げ出したのかな


「それで、那月さんを出せと……」


「あ"ぁ?追い出しとけ。」


「何度も追い出そうとしてるんですけど、那月さんが来るまで帰らないと言い張ってまして……」



「ちっ……」