月を探す光


「そんな事どうでも良いんだけどよ。那月」


「なに?」


卒業式の事思い出しただけでイライラして来た。


「俺、浮気なんてしてねぇぞ?今思い返してみたけど。」


「嘘吐かないでよ!私ちゃんとこの目で見たもん!」


「いいや。浮気なんてするはずねぇ。
俺はあの日那月の事を教室で待ってた。」


「私は先輩とキスしてる洸の姿を見た!」


「…………」


確かに見たんだ。


洸と違う人を見間違うはずがない。


「………あれか。」


「あれって?」


「確かに那月待ってる時、なんか知らねぇ女が来た気がする。」


「……それで?」